これらは、FirstClassの使用時に操作する基本的なオブジェクトです。
メッセージ
メッセージとは、FirstClassを使用して送信する電子メールのことです。メッセージは、以下の方法で送信できます。
・同じローカルネットワーク上にあるFirstClassサーバ上で送信
・他のFirstClassサーバ、または他のメッセージシステムに接続するゲートウェイ経由で送信
・電子メールの受信が可能なユーザに対してインターネット経由で送信
ドキュメント
FirstClassでは、メッセージとほとんど同じようにドキュメントを作成できます。メッセージとドキュメントの違いは次の通りです。
メッセージ |
• 電子的手段で他のユーザに送信するためのものであるため、送信先情報を保存するための宛先領域があります。 • いったん送信したメッセージは、通常は編集できません(ただし、FirstClassではメッセージの送信取り消しが可能です)。 • デフォルトでは、一定期間が過ぎると有効期限切れになります(FirstClassでは期限切れのオブジェクトは自動的に削除されます)。 • 差出人(受信メールの場合)または受信者(送信メールの場合)の名前が自動的に[名前]欄に入力されます。 |
ドキュメント |
• 他のユーザが見ることのできる場所に直接投稿するためのものであるため、送信することはできません。 • 投稿後も編集が可能です。 • デフォルトでは有効期限はありません。 • 明示的に名前を付ける必要があります。 •
作成するドキュメントに対し、テンプレートによってデフォルトの外観が適用されます。 |
アップロードファイル
ワープロファイルや画像ファイルなどのファイルをアップロードして、他のユーザが利用できるようにすることが可能です。アップロードしたファイルは、メッセージに添付したりコンテナに直接保存したりすることができます。
フォルダ
FirstClassのフォルダは、OSで使い慣れているフォルダと同じように機能します。フォルダを作成して名前を付け、メッセージやドキュメントを中に保存することで、作業領域を使いやすいように整理できます。
デフォルトでは、フォルダ内にあるオブジェクトには有効期限がありません。
[ドキュメント]フォルダには、個人で利用するドキュメントやファイルなどを保存します。[My Shared Documents](マイ共有ドキュメント)フォルダには、他のユーザと共有するオブジェクトを保存します。
会議室
FirstClassの会議室は、一見するとフォルダと似ています。しかし、会議室は共通のテーマに関連したアイテムを1か所に保存するという点ではフォルダと同じものの、いくつかの重要な違いがあります。
フォルダ |
• 整理することがおもな目的です。 • アクセス権限を直接設定できません。そのため、アクセス権限はフォルダが入っているコンテナによって決まります。 • メッセージは、手動で移動したものだけを保管できます。 • フォルダを閉じた状態では、中に未読のメールがあるかどうかがわかりません。 |
会議室. |
• 情報交換のためのオンラインフォーラムとして利用することがおもな目的です。 • アクセス権限を設定できます。会議室の表示や操作を行うには、一定の権限が与えられている必要があります。 • メッセージの宛先に指定できます。 • 中に未読メールがある場合はフラグが表示され、その未読メールの数も表示されます。 |
ワークスペース
ワークスペースとは、同じワークグループに所属するユーザどうしでやり取りをしたり、同じリソースを利用したりできる共用エリアです。基本的な機能は会議室と同じですが、会議室より簡単に作成できます。
このヘルプ上で会議室に関する内容については、おおむねワークスペースにも適用されます。
カレンダー
FirstClassにはオンラインカレンダーが備わっており、会議などの予定や、期限までに完了させる必要のある作業などを登録できます。個人用のカレンダーが利用できるほか、共有カレンダーを活用して、ユーザどうしで都合のよい時間に会議などのスケジュールを組むことが可能です。
コンタクトデータベース
コンタクトデータベースにコンタクトやメールリストを登録すると、メッセージの宛先を簡単に指定できるようになります。各ユーザには、[コンタクト]フォルダという名の個人用コンタクトデータベースが与えられます。また、共有コンタクトデータベースを作成して、コンタクトやメールリストを他のユーザと共有することもできます。
インスタントメッセージ
インスタントメッセージとは、現在サーバに接続している他のユーザとオンラインで会話ができる機能です。
デスクトップ
FirstClassサーバに接続すると、自分専用のデスクトップが開きます。デスクトップには、メールボックスなどFirstClassの標準アプリケーションのアイコンが配置されています。また、ユーザや管理者が作成したコンテナのアイコンも配置されます。
メールボックス
FirstClassのメールボックスには、以下のメッセージが保管されます。
・自分宛に送られてきたメッセージ
・自分が送信したすべてのメッセージ
・作成後まだ送信していないメッセージ
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